2021年11月8日にリライトしました。
私も購入している投資信託について書きます。
- EVは環境問題への配慮や温暖化対策のため、多くの国で普及を推進。
- 組入銘柄は米中企業を中心に素材なども含めたEV関係銘柄に分散。
- アクティブファンドのため、手数料は高い。
- 1、3年の期間で見るとS&P500とNASDAQ100をアウトパフォーム。
EV?
EVは略称で正式には「Electric Vehicle」といい、日本語では「電気自動車」と略されます。
なぜEVの普及が進んでいるのか
環境問題への対応や温暖化対策などが主な理由です。
特に中国は大気汚染が深刻で、都市部の空の色が黄色い写真などは皆さんも1度ご覧になったことがあるかと思います。
EVは走行中にCO2や排気ガスを出さないため、大気汚染をはじめとした環境問題解決の一助になると考えられています。
また、地球温暖化の主な原因であるCO2の排出量を抑制する「脱炭素社会」を目指す動きとも重なり、多くの国で普及を促進しています。
各国のEV施策目標
各国、国が旗振り役となって推し進めています。
- アメリカ:バイデン大統領は2021年8月5日、「2030年までにアメリカ国内販売の新車40%から50%を電動化」とする大統領令に署名。2030年までにガソリン車の新車販売禁止。
- 中国:2035年までにすべての新車販売を環境対応車(ハイブリッド車を含む)にし、そのうちの50%をEVに。
- イギリス:2030年までにガソリン車の販売禁止。
- フランス:2035年までにガソリン車の販売禁止。
この他、EV購入者に対しては補助金を出したり、税控除をしたりなど購入刺激策を同時に行っています。
純資産総額
66.06億円(2021年11月8日現在)
信託報酬
1.221%
かなり高いです。
しかし、適宜銘柄の入れ替えなどを行うアクティブファンドなので仕方ないのかなと思います。
組入銘柄情報
下記情報はいずれも2021年9月30日時点の情報となります。
組入上位銘柄
メーカー、リチウム、車載部品、半導体などEV関連銘柄に分散されています。
8月はCATLが組み入れ銘柄1位でしたが、リバランスされたようですね。
CATL
中国の車載用電池メーカー。2021年1月-4月の期間では世界シェアトップです。ちなみに組入銘柄6位のLG化学は2位でした。
テスラの上海工場にバッテリーパックを供給する契約を2025年まで延長するなど、世界的な電池メーカーです。
地域構成
米中が中心ですね。
日本は何かというと、ルネサンスエレクトロニクスと日本電産です。
業種別構成
上流(素材)から下流(メーカー)まで分散されています。
これがこの投資信託の最大の長所だと思います。
チャート比較&パフォーマンス確認
VS S&P500・NASDAQ100
下記の投資信託と比較します。
S&P500:eMAXISSlim米国株式(S&P500)
NASDAQ100:iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
1年比較(2020年11月~2021年11月)
eMAXISSlim米国株式(S&P500) :50.09%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス:51.58%
3年比較(2018年11月~2021年11月)
eMAXISSlim米国株式(S&P500) :80.04%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス:134.67%
eMAXIS Neo 自動運転との違い
iFreeActive EVとeMAXIS Neo 自動運転で迷う方が多いのかなと思います。
個人的に思うこの2つの大きな違いは業種に「素材」が入っているかどうかです。
eMAXIS Neo 自動運転には入っていません。
投資した理由
素材、車載部品、メーカーなど幅広い業種に分散できるからです。
特にリチウムなどの電池(素材)は、EV需要の拡大に伴って絶対に必要になります。
そういう意味でiFreeActive EVは手堅いと考えこちらにしました。
注意点
償還日が2028年1月28日に設定されています。
つまり、この日で取扱い終了です。
ただ、恐らくこの頃には一定程度、EVが普及して現在ほど投資妙味がないのではないかな‥と個人的には思います。
したがって、あまりマイナスにはなりません。
まとめ
信託報酬の高さを除けば個人的には良い投資信託だと思います。
私の投資状況は資産運用報告のカテゴリーからご覧いただけます。
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