インデックス投資の代表格であるNASDAQ100指数連動の投資信託を比較してみました。
私は大和アセットの「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」に投資しているので、正直これが最良だろうと結果ありきで記事を作成するつもりだったのですが・・・意外な結果に。
インデックス投信の定期的な手数料確認がいかに大事かよくわかりました。
指数に連動した投資信託は人気があるため、各社の手数料値下げ合戦になっています。
当ブログでも定期的に確認し、随時反映させていこうと思います。
- 指数連動の投資信託はどれも値動きが同じなため、いかに低コストの投資信託を選ぶかが重要。
- 信託手数料の最安値は「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」。ただ、その他と比較して純資産総額が著しく小さいなど長期保有に不安ありか。
- 純資産総額が最も大きいのは「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」。
- 信託手数料と純資産総額のバランスが取れているのは「eMAXIS NASDAQ100インデックス」。
NASDAQ100指数とは
NASDAQ100指数とは、ナスダック市場に上場している時価総額上位100社(金融除く)の株式で構成される株価指数です。
具体的な銘柄はGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)やテスラ、エヌビディアなどで、この指数に連動した投資信託を購入することで米国テック企業を中心とした100社に分散投資できます。
これは約25年間(1986~2021)のNASDAQ100のチャートです。
2001年のドットコム・バブル崩壊を除けば、ほとんど右肩上がりです。
ちなみに1996年8月1日から2021年8月2日(8/1は休場)の25年間で一体何倍になったかというと・・
約13.2倍でした!
パフォーマンスは25年間という期間をいつからいつに設定するかで大きく変わります。
投資信託比較
前提
指数連動の投資信託を選ぶ上で重要なのは、コスト(信託手数料)です。
なぜなら、どこの証券会社も基準価額が指数に連動することを目指して投資信託を運営しているため、どの投資信託を選んでもほぼ同じ値動きになるからです(多少の誤差はあります)。
したがって、いかにコストの安い投資信託を選ぶかが重要となります。
その観点から比較していきたいと思います。
比較
色々な投資信託がありますが、手数料ベースでみると選択肢は以下の3つです。
なお、手数料だけで絞ると多くなってしまうので、手数料が同額で純資産額が低いものや信託期間が無制限でないものは除きました。
S&P500連動の投資信託は0.1を割っているので、それと比べると割高に感じますね。
(贅沢言うな)
あとはこの手数料の差をどう考えるかでどれを選ぶか変わりそうです。
純資産総額なども含めて表で比較したいと思います。
①のPayPay投信はやはり最近できたんですね。この記事を作るまで知りませんでした。
各社の特徴を簡単に整理すると下記になります。
- 手数料最安値 :①PayPay投信
- 純資産総額大きい:③iFreeNEXT
- バランス :②eMAXIS
以上を踏まえて、結論を出してみました。
結論
①PayPay投信 NASDAQ100インデックス
- とにかく手数料の安さを重視する方向け。
- 出来てから間もないため、仕方ないのですが、純資産総額が他と比べて非常に小さいです。
- また、PayPayアセットマネジメント㈱は2021年3月8日に社名変更した会社のため、これまでの実績がないことから長期保有には少し不安が残ります(同社はZホールディングスの関連会社なので、すぐにどうにかなるということはないと思いますが・・)。
②eMAXIS NASDAQ100インデックス
- 手数料、純資産総額を両方重視する方向け。
- この投信ができてから約半年しか経過していませんが、既に150億円の純資産総額があります。
- また、三菱UFJ国際投信のeMAXISシリーズということもあって、安心して長期保有できます。
- 個人的には現時点だとこれが最も良いと思いました。
③iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- 純資産額を重視する方向け。
- ②と比較して手数料は劣りますが、純資産総額は約2倍あります。
- 大和アセットマネジメントのiFreeシリーズということもあり、安心して長期保有できます。
- NASDAQ100連動の投資信託の中では純資産総額がかなり大きいので、②ができるまでは③の一強だったのでないでしょうか(私も迷わずこれを買いました)。
というわけで、個人的には②eMAXIS NASDAQ100インデックスが最良と思いました。
今後、③が②を追って手数料の値下げをする可能性もありますが、私は③を残しつつ、 毎月の積み立ては②に変更します。
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