パウの米国株投資&子育てブログ

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【重複・比較】S&P500とNASDAQ100の違い(銘柄・セクターなど)

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■記事のポイント■
  • S&P500は大型優良企業500社、NASADAQ100は情報技術が中心の100社で構成。
  • 両指数の上位銘柄はGAFAMやテスラ、エヌビディアなどが中心。
  • S&P500は上位10銘柄で30%弱を占め、NASADAQ100との重複は約25%。
  • NASADAQ100は上位10銘柄で約53%を占め、S&P500との重複は約28%。
  • 両指数の全体の重複は42%。
  • チャート(1,5,10年)はNASDAQ100がいずれもS&P500をアウトパフォーム。

基本情報

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引用:大和アセットマネジメント NASDAQ100特集

上記を踏まえて特徴を整理します。

■S&P500
大型優良企業500社。セクターも幅広く分散されている。

■NASADAQ100
情報技術が中心で成長株が多い。値動きもS&P500より大きい。

構成銘柄(上位20位)

まずは両指数の構成銘柄、上位20位を見てみたいと思います。

なお、構成銘柄に関する情報はS&P500はBlackRock社HPInvesco社HPから引用しており、表はパウ作成です(2021年9月20日時点)

前者はS&P500連動ETFの「IVV」、後者はNASADAQ100連動ETFの「QQQ」を運営している会社です。

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赤字は上位20銘柄の中で重複している銘柄です。上位20銘柄のうち10銘柄が重複してますね。

上位はGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)、テスラ、エヌビディアなどが占めています。

ちなみにGAFAMが両指数に占める割合は下記です。

S&P500:22.75%
NASADAQ100:40.81%

GAFAMの株価の推移が両指数に一定の影響を与えることは間違いなさそうです。

また、S&P500は上位20銘柄で約38%、NASDAQ100は約68%を占めています。

 

S&P500上位10銘柄とNASADAQ100の重複比率

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S&P500においてアップルは6.09%占めていますが、ナスダックでは10.89%占めています。重複率は6.09%ですね。

S&P500の上位10銘柄で全体の30%弱を占め、NASDAQ100と約25%の重複があります。

GAFAMの重複が大きいことがわかります。

NASDAQ100上位10銘柄とS&P500の重複比率

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今度は逆にNASDAQ100の上位10銘柄を見てみます。

NASADAQ100の上位10銘柄で全体の53%を占め、NASDAQ100と約28%の重複があります。

とりあえず上位10銘柄で50%を占めているのが少し驚きです。

セクター

構成銘柄同様、セクターに関する情報はS&P500はBlackRock社HPInvesco社HPから引用しており、表はパウ作成です(2021年9月20日時点)

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セクターごとの比較

S&P500は大小こそありますが、全11セクターに分散されています。

NASADAQ100は情報技術に約50%、通信は約20%、一般消費財は12%となります。ただ、金融、エネルギー、不動産、素材は0%です。

NASDAQ100はもっと情報技術に寄っていると思いましたが、意外にも半分程度でした。

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セクターごとの重複比率

情報技術が30%弱重複しています。

全体の重複比率

結局全体ではどれぐらい重複しているのか?見てみたいと思います。

S&P500の連動ETFであるVOOとNASDAQ100連動ETFのQQQでチェックします。

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引用:ETF Research Center

全体で42%重複しているのがわかります。半分近いのでそれなりに重複していると考えても良いかもしれません。

 

チャート比較

VOO(S&P500)とQQQ(NASDAQ100)で比較してみます(~2021年9月28日)

1年

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1年チャート

NASDAQ100(黄):31.76%

S&P500(青):30.52%

大きな差はないですね。

5年

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5年チャート

NASDAQ100(黄):215.28%

S&P500(青):120.34%

ナスダックが大きくアウトパフォームしています。

10年

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10年チャート

NASDAQ100(黄):598.21%

S&P500(青):304.51%

NASDAQ100が2倍近くの差をつけています。

どう捉えるかだと思いますが、個人的にはナスダックのパフォーマンスが良すぎると思います。S&P500も3倍のため、決して悪くないリターンです。

PayPay証券

まとめ

基本情報の確認から構成銘柄、セクター、チャートも比較や重複確認をしてみました。

過去のパフォーマンスだけ見れば投資先は迷わずナスダックですが、あくまで過去の数字のため、今後も同様のパフォーマンスになる保証がない点は注意が必要です。

投資方法として、全体の60%以上をS&P500連動ETFにして幅広いセクターを抑えつつ、残りはNASDAQ100連動ETFというのもありかなと思います。

両指数の投資信託も私なりに比較してみましたので、よろしければご覧ください。

 

 

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