※本記事は2022年2月12日にリライトしました。
- VOOは大型株中心の約500社、VTIは小型株も含む約4,000社のETF。
- 両者にあまり大きな違いはなく、小型株を含むか含まないか程度。
- 組み入れ上位10銘柄は同じ。全体で比較しても82%が重複している。
- パフォーマンスも大きな差はない。
- ただ、基準価額は異なるため、資金力によっては安いVTIの方が良いか。
基本情報
VOO | VTI | |
正式名称 | バンガードS&P 500 ETF (Vanguard S&P 500 ETF) |
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (Vanguard Total Stock Market ETF) |
運営会社 | バンガード(Vanguard) | バンガード(Vanguard) |
構成銘柄 | 米国企業約500社 | 米国企業約4,000社 |
設定日 | 2010年9月 | 2001年5月 |
経費率 | 0.03% | 0.03% |
明確な違いはやはり銘柄数だと思います。
VOOは大型株中心、VTIは小型株まで含みます。
組み入れ上位10銘柄
10位までの銘柄は同じでした。順位もほぼ同じですが、フェイスブックとアルファベット(クラスA)だけ逆になっています。
VOOは上位10銘柄で約29%、VTIは約24%占めます。
ちなみにGAFAMは・・
全体に占める企業規模ごとの割合
これがVOOとVTIの数少ない違いだと個人的には思っています。
VOOは小型が0%ですね。やはり明確な違いは小型株を含むか含まないかで間違いなさそうです。
企業規模の定義(参考)
大型とか中型ってどれぐらいの時価総額の企業を指すの?と思われた方向けに参考までに載せておきます。


引用:Vanguard - Product detail -
構成セクター比率
「バンガード社HP」は下記です。
VOO:Vanguard - Product detail -
構成銘柄重複比率
チャート&パフォーマンス比較(~2021年10月)
年初来
VOO(青):-7.81%
VTI(赤):-8.24%
5年
VOO(青):+105.41%
VTI(赤):+100.49%
約12年(VOO設定日2010年9月~)
VOO(青):+383.34%
VTI(赤):+371.59%
VOO強いですね・・。
個人的に思っている1番の違い
資金力のある方は気にならないと思いますが、私のように運用資産が3桁万円だと1株約400ドルか約220ドルかというのは結構違います。
もちろん安い方が買いやすいので、VTIの方が良いです。
まとめ
違いは小型株含むかどうかですが、値動きに大きな差がない以上は好みの領域になるかなと思います。
私は優劣をつけることができなかったため、S&P500と全米株式(VTI)に連動している投資信託を両方を買っています。
ただ、ETFはVTIだけです。VTIは調整や下落時の買い増し用のため、少しでも安い方が良いからです。
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