※この記事の情報は2021年10月27日時点のものになります。
過去に同内容の記事を書いたことがあるのですが、ブログを始めたばかりで全面修正が必要だったため、記事自体を書き直しました。
指数に連動した投資信託は人気があるため、各社の手数料値下げ合戦になっています。
当ブログでも定期的に確認し、随時反映させていこうと思います。
- 指数連動の投資信託はどれもほとんど同じ値動きのため、いかに低コストの投資信託を選ぶかが重要。
- コストで見ると、SBI・V・S&P500インデックス、eMAXIS Slim米国株式は信託報酬が0.1%を下回っているため、最有力。この他の投資信託は0.2%を超える。
- 信託報酬はSBI・V・S&P500インデックスの方が安いため、コストを気にするならSBI。
- ただ、この2つの投資信託に大きな差は見られないため、あとは好みの問題。
S&P500指数とは
米国の代表的な株価指数の1つです。
この指数に連動した投資信託を購入することで米国の優良企業500社に投資できます。
具体的な企業として、アップル、アマゾン、マイクロソフト、グーグル、フェイスブック、コカ・コーラ、スターバックスなど、誰でも知っている世界的な企業がたくさんあります。
チャート
これは約25年間(1986~2021)のS&P500のチャートです。何回か大きな下落をしてはいますが、右肩上がりです。
この期間、どれぐらい値上がりしたのかというと・・
約6.08倍でした!
このパフォーマンスは期間をいつからいつに設定するかで結構変わります。
比較するにあたっての前提
指数連動の投資信託を選ぶ上で重要なのは、コスト(信託報酬)だと思います。
なぜなら、どの投資信託も基準価額が指数に連動することを目指して運営されているため、どれも値動きはほとんど同じになるからです(多少の誤差はあります)。
したがって、いかにコストの安い投資信託を選ぶかが重要となります。
その観点から比較していきたいと思います。
信託報酬(手数料)
色々な投資信託がありますが、手数料ベースでみると選択肢は以下の2つです。
信託報酬は両方とも0.1%を下回っています。
これは仮に100万円保有していても1,000円未満の手数料しか発生しない計算になります。
2つの信託報酬の差は0.003%で誤差だと思いますので、他の条件でも比較してみます。
純資産総額や取り扱い証券会社
純資産総額は②eMAXISの方が倍以上多いですね。
ただ、設定日(運用開始)はSBIの方が1年以上遅いため、②eMAXISより純資産総額が少ないの当たり前といえば当たり前です。
①SBIは楽天証券で取り扱いがないため、楽天証券がメインの方は必然的に②eMAXISになりそうです。
にしてもなぜ取り扱われないんでしょうか。SBIアセットマネジメントの他の投資信託は扱われているんですが・・。
つみたてNISA
①SBI・V・S&P500インデックス、②eMAXIS Slim米国株式のいずれもつみたてNISAに対応しています。
どちらが人気?(2021年9月)
人気度を見てみたいと思います。
①SBIは1位、②eMAXISが4位でした。
①の運営会社はSBI証券の関連会社なため、ちょっとフェアではないかもしれません。
①SBIは6位、②eMAXISは2位でした。マネックス証券では②のeMAXISに軍配が上がりました。
(日本株4.3倍ブルが1位なことに少し驚いています。)
あくまでこの順位は参考ですが、いずれも非常に人気のある投資信託なのはお分かりいただけたかと思います。
結論
誤差レベルではありますが、手数料の安さを重要視するなら①SBI・V・S&P500インデックスです。
純資産総額を重要視する方は②eMAXIS Slim米国株式ですが、①SBIも3,000億あるため、あまり気にしなくて良いんじゃないかなと思います。
ただ、①SBIは楽天証券での取り扱いがないため、同証券だけで売買する方は②eMAXISです。
所感
個人的には正直、どちらでもいいんじゃないかと思います。
いずれの会社の経営母体はしっかりしていますし、純資産総額の大きさや人気度からいっても繰上償還(運用終了)になることなどは基本的に無さそうだからです。
ちなみに私は手数料だけで判断し、①SBIの方に投資しています。
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