少しマニアックな記事かもしれませんが、オルカンなどに投資されている方は知っておいて損はないと思います。
記事を書いていて私も勉強になりました。
正式名称は?
そもそもMSCIってなに?ところからかと思います。
オール・カントリー・ワールド・インデックス
ウィキペディア先生によると、現在は子会社などではないようですね。
"オルカン"の由来はここからでは・・(ただの推測です)
"オルカン”の愛称で親しまれているeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ですが、名称の「オール・カントリー」は「オール・カントリー・ワールド・インデックス」から取ったのではないかなーと勝手に思っています。
実際そうなのかは知りません(笑)
概要
The MSCI ACWI Index, MSCI’s flagship global equity index, is designed to represent performance of the full opportunity set of large- and mid-cap stocks across 23 developed and 27 emerging markets. As of June 2021, it covers more than 2,900 constituents across 11 sectors and approximately 85% of the free float-adjusted market capitalization in each market.
DeepLで翻訳すると・・
MSCI ACWIインデックスは、MSCIの代表的なグローバル株式インデックスで、23の先進国市場と27の新興国市場にまたがる大型株と中型株の完全なオポチュニティセットのパフォーマンスを表すように設計されています。2021年6月現在、11セクターの2,900以上の構成銘柄をカバーしており、各市場のフリーフロート調整後の時価総額の約85%をカバーしています。
要約します。
具体的にどこの国に投資?
公式ホームページに良い図があったのでお借りします。
左の黒色は先進国、右の青が新興国です。
図でほとんどお分かりいただけるかなと思いますが、独断と偏見で主要的な国だけ列挙します。
投資先の国ごとの比率は?
「その他」でまとめすぎw
という声が聞こえてきそうですが、MSCIのHPでこれ以上見つけることができませんでした。
重要なのはやはり6割が米国の点でしょうか。意外にも次が日本という。。
構成銘柄
米国の超有名企業ばかりですね。
米国以外の企業として唯一、9位に台湾セミコンダクター(半導体)がランクインしています。
チャート&パフォーマンス(S&P500と比較)
MSCI ACWIに連動しているETF、iシェアーズ MSCI ACWI(ティッカーシンボル:ACWI)で確認したいと思います。
また、ACWIだけではわかりにくいため、S&P500に連動するETF、VOOと比較します。
10年
VOO(オレンジ):318.16%
ACWI(青) :190.06%
長期的にみるとS&P500強いですね。
コロナショック後に差が大きくなっていってますね。
5年
VOO(オレンジ):111.83%
ACWI(青) : 81.72%
1年
VOO(オレンジ):15.61%
ACWI(青) : 7.50%
MSCIをベンチマークにしている投資信託
どんな投資信託がMSCI ACWIをベンチマークにしているか確認したいと思います。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJ国際)
- eMAXIS 全世界株式インデックス(三菱UFJ国際)
- つみたて全世界株式(三菱UFJ国際)
- たわらノーロード 全世界株式(アセットマネジメントOne)
三菱UFJ国際は同じような投資信託が多いんですよね・・。
類似インデックス
「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」です。
MSCI ACWIと同様に全世界株式のインデックスになります。
SBI・Vシリーズや楽天証券などの全世界株式投信がこれをベンチマークにしています。
まとめ
興味本位で調べてみましたが、面白いですね。
FTSEの方もそのうち記事にしてみようと思います。
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