今回は全世界株式ETFでよく聞くVTを調べてみました。
基本情報
正式名称 | バンガードトータルワールドストック ETF |
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運営会社 | バンガード(Vanguard) |
銘柄 | 9364社 |
設定日 | 2008年6月 |
経費率 | 0.08% |
※2021年12月31日時点
ベンチマーク
FTSEグローバルオールキャップインデックス
先進国から新興国、大型株から小型株まで、全世界の株式市場をカバーする株価指数です。
これと同コンセプトの株価指数としてMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスがあります。
投資先の地域や国
地域ごとの割合
北米(アメリカ60%+カナダ)の割合が非常に高いですね。
それと、欧米で約8割を占めているわけですから株価は米国、ヨーロッパの値動きに大きな影響を受けます。
米国の成長鈍化やアジア諸国の経済成長などがあれば、地域ごとの比率は変わっていくのではないかと思います。
国ごとの割合
米国比率が極めて高く、2番手の日本はその10分の1で約6%です。
国単位で見れば、米国以外は分散されているように感じます。
※本当は地域ごとに分けてグラフにでもしたかったのですが、「新興市場」と「パシフィック」どちらに割り振ればよいかわからない国がいくつかあり、単純に比率の高い順に並べました(どこかに書いてあるのかもしれないのですが、見つけられず))
組入上位10銘柄
台湾セミコンダクター以外は米国ですね。やはり米国強い。
銘柄はS&P500やNASDAQ100と大体同様ですね。
GAFAMだけで11.6%占めています。
チャートとリターン(~2022年2月)
全米株式連動ETFであるVTIと比較してみます。
1年
VT(青) :+5.35%
VTI(オレンジ):+9.43%
5年
VT(青) :+ 75.01%
VTI(オレンジ):+100.49%
2017年はVTがVTIをアウトパフォームしていますが、その後はVTIが強いですね。
関連投資信託
VTを主要投資先としている投資信託はこちらです。
※パウ調べのため、他にもある可能性があります。
②SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
ちなみに「オルカン」や「たわらノーロード」のベンチマークはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(本記事の「ベンチマーク」参照)です。
まとめ(所感)
VTの存在は知っていましたが、ちゃんと調べたのは初めてでしたが、投資先の地域や国はなかなか見ていて面白かったです。
上位の銘柄はS&P500などと大体同じだったため、米国株の強さを再認識しました。
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